造幣局桜の通り抜け2014~桜の種類 Vol.2
造幣局の桜の通り抜けが4月11日から17日まで開催された。昨年は当ブログに掲載の通り、4月16日から22日までであり、少し時期が遅かったが、今年はちょう良かったと思われる。
昨年会場で頂いた造幣局のパンフレットによると、桜の種類は合計130種(品種不明を除く)352本(品種不明の1本を含む)ということであり、昨年掲載56種類に対し、今年は101種類を五十音順で掲載。
説明文に関しては、造幣局のパンフレットから引用。
奥都(おくみやこ) 咲き始めは淡紅色であるが、満開時には白色となる八重桜
御室有明(おむろありあけ) 京都御室の仁和寺にある代表的な里桜で、足もとから淡桃白色の花が咲き、低木状をなしている。一重八重の優秀な品種
思川(おもいがわ) 栃木県小山市の修道院になった十月桜の種から育成された桜である。修道院の下を流れる川の名にちなんで、この名が付けられた
春日井(かすがい) 奈良春日山の麓にあった桜を京都市の佐野籐右衛門氏が接木育成した里桜
簪桜(かんざしざくら) 佐野籐右衛門氏が東北の旅の途中、見つけた桜で、花が婦人のかんざしに似ているところから、この名が付けられた
関山(かんざん) 明治初年東京荒川堤の桜として有名になった桜
関東有明(かんとうありあけ) 関東にあった有明桜
祇王寺祇女桜(ぎおうじぎじょざくら) 京都祇王寺にある桜で『平家物語』の祇王祇女にちなみ、この名が付けられた優雅な桜で、少し芳香がある
菊桜(きくざくら) 菊の花に似た優雅な桜
貴船雲珠桜(きぶねうずざくら) 京都洛北の貴船にある雲珠桜で、明治初年鞍馬寺から拝領したものと伝えられている
御衣黄(ぎょいこう) 花は黄緑色で、開花がすすむにつれて花弁の中心に紅色の縦線が現れる大変珍しい品種
桐ケ谷(きりがや) 鎌倉桐ケ谷にあった大輪の花で、紅色の一重八重の美しい品種
麒麟(きりん) 東京荒川堤にあった里桜
黒田百年(くろだひゃくねん) 京都府京北町の黒田神社境内にあった名桜で、佐野籐右衛門氏によって、接木し育成され、明治100年を記念する意味も含め、この名が付けられた
兼六園菊桜(けんろくえんきくざくら) 金沢兼六園にある有名な桜で、花弁数は多いもので300~350あり、日本で花弁数の最も多い珍しい桜で、原木は天然記念物に指定されていた
紅華(こうか) 北海道松前町の浅利政俊氏が実生の中から選出した桜で、濃紅色の花が密生して咲き、咲き方が華やかであるところから、この名が付けられた
高台寺(こうだいじ) 京都洛東高台寺の玄関口にある桜
九重(ここのえ) 大島桜系の里桜で、花は淡紅色で、内側も外側も花びらが同色の美しい桜
御信桜(ごしんざくら) 京都の佐野籐右衛門氏が作出した桜で、西本願寺元門主の大谷光瑞氏が命名したという
胡蝶(こちょう) 京都御室仁和寺に元々あった桜とされている。花名は、満開時に蝶の舞い集う趣による
(今回は残念ながら時期が過ぎていた)